【用語解説】肉副産物
肉副産物とは
牛、豚、鶏などの家畜動物の「肉(正肉)」を除いた部分が「副産物」です。副産物は「骨」と「副生物」に大別されます。
日本畜産副産物協会では、以下の部分を副産物と定義しています。
- 骨
- 臓器
- タン、テール、横隔膜など
- 頭、足、脂
- 血液
- レンダリング用副生物(脂肪骨・非食用臓器など)
さらに、副産物から、原皮(げんぴ:革製品の材料)を除いた部分を「副生物」といいます。副生物は、「可食臓器類」(焼肉やもつ煮、串焼きの食材などに使用されるホルモンなど)と食用に適さない「不可食臓器類」に分類されます。
とくに記載がない場合、ペットフードに使用される「肉骨粉」は、主に「不可食臓器類」が原材料となります。
可食臓器類 | 不可食臓器類 |
ハツ(心臓) | 頭 |
レバー(肝臓) | 足 |
マメ(腎臓) | 脂 |
ミノ(第一胃) | 骨 |
センマイ(第三胃) | 血液 |
ハラミ(横隔膜) | レンダリング用副生物 (脂肪骨・その他の非食用臓器) |
ヒモ(小腸) | |
シマチョウ(大腸) | |
タン(舌) | |
カシラニク(頭肉) | |
テール(尾) |
ただし、牛・羊・山羊由来物質については、不可食臓器類を飼料やペットフードに使用することが禁止されています。